いつもお迎え、いつも一緒に晩御飯が、チビコの日課になりました。

と言っても、ぼくが自宅に戻れるのは月に数回なのですが・・・。

ほんとにチビコは懐いてくれたようです。

猫の尻尾なんて、触ったことありませんでした。

数メートル先の親友ジョディは、1メートル先の親友になってくれました。

チビコが大きくなってきたので、たまに間違えて触ろうとしてしまいます。

もちろん、誇り高きジョディは本気で引っ掻きます。
まじ、痛いです。

距離さえ間違わなければ、優しい良い子なんですが・・・。

最初はぎこちない乗り方だったチビコも、もう慣れたものです。

今夜は珍しく、すぐ居眠りを始めませんでした。

ぼくは、チビコに乗られると未だに遠慮して動けません。

一度降りてしまうと、どこかに行ってしまう様な気がするからです。

この時間はぼくにとって、かけがえの無い時間です。

理由は分からないけれど、癒されるというのはこういう事だと思いました。

お酒を飲んだり、テレビを観たり・・・それでも、チビコはずーとひざの上にいます。

チビコは、自立した野良猫であることは間違いありません。

しかし、僕と僕の家族を信用してくれたこともまた事実です。

だいたい、午前5時前後に彼は用事を思い出したように、部屋から出て行きます。

それ以上、彼がひざの上から降りない時は・・・諦めて、ぼくもここで眠る事にしています。
